以前に紹介した記事「バックオフィス(管理部)の役割とは?」で紹介しましたが、私は以下を意識してバックオフィスを運営しています。
今回は具体的に取り組んでいる施策を一つ紹介します。経営から非常に好評を頂いているおり、案外こういう取り組みができている企業は少ないと思うのでぜひ取り入れてみてください。経理が攻めの仕事をするというか、経営に寄り添った仕事ができると思います。
経営者の気持ち(経理に対して)
経営者というは当然に常に会社の財務状況を把握しています。財務諸表を見ていると思う事、もっとここの売上をとか、ここの利益率が、などありますが、その一つが「無断なコストはかけたくない」「お金の使い方を効果的にしたい」です。売上というのは外的要因が関わるためコントロールが難しい所がありますが、コストは自分達でコントロールができます。ここを常に最適化していくというのは経営で非常に重要な事です。だけどそれを経営者自身がやるのは時間も作業的にも難しい、だから経理がやるのです。ただ毎日の仕訳をしているだけの経理では本当はもの足りない、経営者はその先の意味のある仕事を求めているのです。
販管費レポート
そこで経理は以下を実施します。全て私のオリジナルです!
・PLで管理している販管費項目について(例えば通信費や支払手数料など)、調査確認を行う事でコストの見える化や最適化を図る
・レポート形式で”毎月”実施する事で、管理本部経理課として定期的、また組織的な仕組みとして対応する(経営者は待っていればいい、組織の自走、組織的な自浄作用を仕組み可)
それでは実際のレポートを特別に公開します。フォーマットや最初の販管費項目調査などは私が作成実施し、以後は真似る事で経理メンバーだけで自走できています。最初に自身がやってみせるのも大事です。
まとめ
いかがでしょうか?このように毎月の特定項目が見える化、整理され、その内容が適切かを判断して対応していく、それも経理が勝手にしてくれるという。経営者にとってこれほど頼もしい経理も中々ないのではないでしょうか(笑)今後も私の具体的なアイデアや施策を配信していければと思います。